サプリメントがない時代には栄養不足の病気が多発

サプリメントがない時代には栄養不足の病気が多発昔から病気の原因として、ビタミン不足が多くありました。日本でもよく知られているのは、ビタミンB1の不足で起こる脚気(かっけ)、ビタミンA不足で起こる夜盲症(鳥目)などです。江戸時代の脚気は江戸の白米食が原因だったと言われており、蕎麦を食べると治ったので当時は蕎麦食が漢方療法にもなっていたようです。栄養不足という考え方がまだなくサプリメントというものがない時代でも、このように経験則で栄養を補って治すという治療が行なわれていました。ヨーロッパでは昔からハーブが民間療法として使われており、東洋には漢方薬の長い歴史があります。現代のサプリメントの中には、こうしたものを摂取しやすくサプリ化したものもあります。

現代のサプリメントはアメリカから始まった

現代になってからのサプリメントの先進国はアメリカです。1975年に、アメリカ人が健康でないのは栄養素不足だからだという研究報告がなされたことから、にわかに栄養ブームが巻き起こったのです。サプリメントとは正確にはダイエタリーサプリメントのことで、食品の一種です。忙しい現代人が食事だけでは補いきれない栄養素を錠剤で補給しようと開発された栄養補給のための食品がサプリメントです。種類としてはビタミン各群やミネラルなどがあります。日本でもサプリメントは「健康食品」であって「薬」ではありません。健康食品と呼ばれることもあります。ですから、薬局ではなくドラッグストアやコンビニでも気軽に買うことができるようになっています。

現代のサプリメント事情

現代のサプリメント事情サプリメントをどう扱うかは、国によってだいぶ異なっています。サプリメントの先進国であるアメリカでは、サプリメントは医薬品と同じものとして扱われています。薬と同じですから管理や安全基準などが厳しく、そのぶん安心して摂取することができますし、含有量が多いので高い効果も期待できます。一方、日本において、サプリメントは栄養補助食品、つまり食品としての扱いになっています。「○○が治る」という表示は認められていませんし、基準も医薬品よりは緩やかになっています。栄養所要量に基づいているため、含有量も安全面から少なめになっています。ただし、GMPという日本では医薬品に用いられている高品質基準の活用がサプリメントでも進んできています。